みかんの旬と種類について
日本のみならず、欧米でも「mikan」と呼ばれるほど、多くの地域で愛されている「みかん」
1日2〜3個で必要な栄養素を取ることが出来るうえに、手ごろな価格と食べやすさが魅力のミカン。
そんなみかんについて迫ってみましょう!
みかんの代表的な種類・品種は?その特徴は?
ミカンの品種は大きく分けて2種類に分かれています。
・温州ミカン(うんしゅうみかん)
関東より南の地域で多く生産されている、日本独自の品種です。
収穫時期や産地により、多くの品種があるのも特徴です。
産地や、地名を頭に掲げて○○みかんと称し、色々なブランドが存在しています。
温州ミカンは、皮がむきやすく種もないので、幅広い世代に愛されています。
・紀州ミカン(きしゅうみかん)
紀州という名前を掲げていながら、実は中国が原産という紀州ミカン。
中国から熊本に入ってきた紀州ミカンは、いつしか和歌山に伝わったとされています。
江戸時代、みかんと言えば「紀州ミカン」!というほど有名な存在でした。
その香りの良さが、最大の魅力なのですが、30〜40gと小粒な為、温州みかんに王者の座を明け渡すこととなりました。
別名「小みかん」とまで呼ばれているほどなんです。
みかんの代表的な産地
温州ミカンの主な産地は和歌山県が、全国の19%ものシェアを誇ります。
次いで愛媛、静岡、熊本と続きます。
紀州ミカンは、ダントツで鹿児島県が代表的な産地となっています。
シェア率はなんと6割超!
次いで和歌山県、長崎県と続きますが、どちらも頑張っても10%を少し超える……下手すると1ケタのシェア率となっています。
やはり中国からまず熊本にわたってきた歴史が根付いていて、九州での生産が多いようですね。
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みかんの旬の時期
温州ミカンは先にご紹介した通り、いくつものブランドや産地によって生産時期が異なります。
- 9月から10月頃に掛けて収穫される「極早生温州」
- 10月から12月頃に掛けて収穫される「早生温州」
- 11月〜12月頃に掛けて収穫される「中生温州」
- 1月以降に収穫される「普通温州」
温州みかんは、出荷前の追熟はしませんので、収穫時期が旬の時期となります。
紀州ミカンは12月〜1月の寒い季節が旬となります。
おいしいみかんを選ぶ目利きポイント
みかんと言えばワックス。
売られているのを見ると、表面がてかてかと輝いていますよね。
ワックスがついていても、決して悪いものではありません。
でも、やっぱりワックスがあるのと無いのとでは、無いのが断然おいしいのは確か。
ただ、あまり流通していないので、入手するのが少々難しいようです。
それ以外の、美味しいミカンを選ぶ目利きポイントを挙げていきましょう。
手に取ってずっしりとした重みがある事
皮が硬く、厚みを感じる張りのあるもの
皮と実の間に隙間を感じるものは避けるようにしてください。
へたが小さいもの
みかんは小さい枝から切り取られたもののほうが、おいしいという傾向があるようです。
なので、出来れば枝から切り取った下手の部分が、小さいものを選びましょう。
形、色の美しいものを
扁平な形をしていて、皮に見える小さなぷつぷつが小さくはっきりしているものを選びましょう。
皮に多少の傷があるものは、全然大丈夫です!
ただ、日焼けしてしまっていると、みかんの特徴ともいえる水分が不足しがちになってしまい、風味が損なわれてしまいますので、要注意
糖度に関しては、小さめのサイズのほうが高い傾向があるようです。
また皮が軟らかく、薄いものも同様です。
最近は各産地が特色を出した、ブランドみかんも増えてきていますので、産地や糖度を参考にするのもよいでしょう。
ブランドみかんは、一定の基準を設けて生産されていますので、消費者への安心も大きいです。
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(この記事を書いた人:櫻宮ヨウ)
こってこての関西人、典型的なB型・凝り性タイプ。小学生の息子と2人で、嵐を応援するミーハーオカン。家族の健康と自分のダイエットの為、日々食材について研究中!
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